仮想通貨FXで追証なしなら海外取引所しかない?理由を解説

海外FX業者においては「追証なし(ゼロカット)」というシステムが採用されています。これは、FX取引でユーザーの残高がマイナスになってしまった際に、FX業者がユーザーの損失を補填するというユーザー保護の制度です。

しかし日本では追証なし(ゼロカット)は法律で禁止されているため、ゼロカットありで仮想通貨FXを行う際には海外取引所を利用するしかありません。

この記事では上記の点を踏まえた上で、

  • 日本と海外の「追証」に関する制度の違い
  • 海外取引所が「追証なし」の理由
  • 追証の仕組み
  • 仮想通貨FXを追証なしで行うときの注意点

などを解説していきたいと思います。

結論:ほとんどの海外取引所は追証なし

結論からいうと、仮想通貨FXができる海外取引所のほとんどは「追証なし」となっています。負債のリスクなく仮想通貨FXを楽しみたいなら、国内ではなく海外取引所を使うのが良いでしょう。

とはいえ、「なぜ国内取引所が追証なし(ゼロカット)を採用しないのか」というのは気になる点。そこで

  • 日本はなぜ追証なしにできないのか
  • 海外が追証なしにできる理由

まずはこれらを見ていきましょう。

日本では追証なしは法律で禁止されている

日本国内においては、FXや仮想通貨の取扱所が「追証なし(ゼロカット)」を定めることは金融商品取引法によって禁止されています。

第三十八条の二 金融商品取引業者等は、その行う投資助言・代理業又は投資運用業に関して、次に掲げる行為をしてはならない。

二 顧客を勧誘するに際し、顧客に対して、損失の全部又は一部を補てんする旨を約束する行為(損失補塡等の禁止)

第三十九条 金融商品取引業者等は、次に掲げる行為をしてはならない。

三 有価証券売買取引等につき、当該有価証券等について生じた顧客の損失の全部若しくは一部を補塡し、又はこれらについて生じた顧客の利益に追加するため、当該顧客又は第三者に対し、財産上の利益を提供し、又は第三者に提供させる行為

出典:金融商品取引法

この”補填”がいわゆる”追証なし”に該当するため、損失の補填をする追証なし(ゼロカット)の導入は業者に認められていないません。
つまり、国内取引所としては法律制限があって、「追証なし」のシステムを採用したくてもできないということですね。

海外取引所の多くは「追証なし」を採用

国内で「追証なし」は認められていないため、追証ありで仮想通貨FXをしたい場合には海外仮想通貨取引所を使うことになります。

追証なしを採用していた主な取引所としては、Bybit、Binance、CryptoGT、Bybit、OKEx、Deribitなどの仮想通貨取引所が挙げられます。

「追証なし」に加えてレバレッジの面から考えてみると、Bybitは最大レバレッジが100倍、業界最大手Binanceは最大レバレッジ125倍に設定されています。
日本国内では仮想通貨FX最大レバレッジが2倍に規制される法律が2020年から施行されている一方、これら海外取引所では仮想通貨FXにおいて「追証なし」の恩恵を受けつつ、高レバレッジのメリットも受けることが可能です。

ユーザー目線なら「追証なし」はメリットしかない

仮想通貨FXによって発生した損失を業者が補填するという観点から考えると、ユーザーにとってこの制度はメリットしかありません。世界的なニュースによって市場が大きく変動し、ユーザーが大幅な不利益を被るケースなどが発生しても、この「追証なし」というシステムがユーザーを守ってくれます。

証拠金の損失のみに被害を留めることができるので、ユーザーにとっては巨大なメリットと言うことができるでしょう。

さらには追証というリスクが存在しないために、ユーザーは安心して仮想通貨FXのトレードを進めることができます。これにより市場流通性が高まり、ひいては業界の拡大へと動いていく可能性もあるでしょう。

なぜユーザーに有利な追証なしを採用するのか

さて、日本の取引所は「追証なし」にしたくてもできないことがわかりました。
しかし、海外取引所はなぜ追証なしのゼロカットシステムを採用しているのでしょうか?

取引所目線から見ると、トレーダーの負債を取引所が補填するのは一見デメリットしかないようにも思えます。
取引所としても、デメリットしかないシステムを採用するわけにはいきませんから、メリットや採用する理由があるはず。その理由を見ていきましょう。

追証なしにすることでたくさん取引してほしい

ユーザーにメリットが多い「追証なし」を採用することで、総取引量や流通量は大幅に増加することが見込めます。これにより、仮想通貨FX業者が得る手数料も付随して増加し、業者にとっても利益拡大へのチャンスが広がるかたちになります。

仮想通貨FX業者にとっては「追証なし」を採用するデメリットよりも、ユーザーが増えることで得られる収入的なメリットが上回るために「追証なし」を採用していると考えられます。

ハイレバを活用してもらうため

「追証なし」とハイレバレッジは非常に相性がいいと言われています。ユーザーの目線から考えると、レバレッジ50倍や100倍、ましてや500倍などの高倍率で仮想通貨FXを行うケースは超ハイリスク・ハイリターンとなるため、そもそもゼロカットがないと安心して取引を行うことができません。

ユーザーに利用してもらわない限りは、レバレッジ100倍や500倍の設定に意味がなくなってしまいます。つまり、自社で設定した高倍率を活かすために「追証なし」を採用していると考えられます。

追証の仕組みを詳しく解説

海外取引所が「追証なし」を採用している理由はおわかりいただけたでしょうか?
次は、「そもそも追証ってなんだっけ?」って方に向けて、追証とはなにか詳しく説明をしていきます。

追証についての知識に不安がある方も、ぜひ確認してみてくださいね。

そもそも追証とは

FX取引を行う場合は、「証拠金」をFX業者に預ける必要があります。証拠金とは、取引によって損失が生じた場合の決済手段として預けておく一定額の金銭のことです。この証拠金が取引失敗によって一定以上減少すると、FX業者から追加の証拠金を求められます。

これが「追証」です。

この追証が発生するタイミングは、「証拠金維持率が規定の割合より低くなったとき」「証拠金以上の損失が出たとき」の2ケースです。

証拠金維持率については後述します。

「追証なし」の最大のメリットは、損失をユーザーが補填する必要がないという点にあります。証拠金以上に損失が出たとしても、FX業者がすべて肩代わりしてくれるためにユーザーの借金リスクはほぼゼロになります。

ロスカットを理解しよう

ロスカットとは、ユーザーのポジション損益が一定レベルに達した時、ユーザー損失拡大を未然に防ぐために、ポジションを強制的に決済するシステムのことです。

このロスカットというシステムによって、ユーザーの損失は一定額確定しますが、致命的な損失拡大は抑えることができます。

しかし、レートが急激に変動した場合にはロスカットの水準を大きく超える可能性があります。そのケースには証拠金以上の損失が発生し、追証を払わなくてはいけません。

証拠金維持率の理解も大事

証拠金維持率とは、「保有ポジションにかかる必要証拠金の額に対する純資産額の割合」のことです。

計算方法は以下のとおりです。

証拠金維持率(%)= 純資産÷必要証拠金×100%

~具体例~

FX口座に10万円入金

1ドル=100円のときに100万円のポジションを想定

証拠金→100万円÷25倍(レバレッジ)=4万円

証拠金維持率→10万円÷4万円×100=250%

このケースにおいて、証拠金維持率は250%となります。

証拠金維持率が高いほどレバレッジリスクは低くなるため、この数字を抑えておくことでリスクを減らすことができます。

仮想通貨FXを追証なしで行うときの注意点

さて、追証なしで仮想通貨FXをするなら負債のリスクはほぼ0ですが、とはいえ負けたり大損するのは気持ち良くないですよね。
次は追証なしに甘んじて、損失が大きくならないようにするための注意点を紹介していきます。

証拠金は許容できる金額までにする

ゼロカットによって、ユーザーが追うべき損失分は業者の負担となり、ユーザーは業者へマイナス分を支払う必要はなくなります。しかし、証拠金については当然のことながらユーザーの損失となります。なので、自身が許容できない金額を証拠金として入れてしまうとその分はマイナスとなってしますので、事前に証拠金のラインを自分で決めておく必要があります。

特に仮想通貨FXにおいて注意が必要な点は、『為替FXよりもボラティリティが大きい』という点です。相場の変動額が大きいために安定性は低く、十分な証拠金を用意していたとしても一気にマイナスに転じる可能性があります。この点にはよく注意してください。

レバレッジをかけすぎない

こちらも基本的には前述の内容と同じです。高レバレッジを設定することによって、ハイリスク・ハイリターンでの資産運用が可能となりますが、損失を出した場合には証拠金がマイナスになるという点に変わりはありません。

ゼロカットにより借金へのリスクは減りますが、ロスカットが起こってしまっては元も子もないので、レバレッジの設定には注意が必要です。

借金のリスクが完全に0なわけではない

相場が極端に暴落し、業者・取引所が許容できない負債が発生した場合においては、ユーザーも支払いを求められる可能性があります。ゼロカットも絶対安全というわけではないので、わずかでもリスクがあるという点は心に留めておきましょう。

仮想通貨FXの追証まとめ

この記事では、仮想通貨FXの「追証なし」というシステムについて解説してきました。

まとめとして、以下の点を覚えておいてください。

  • 日本で追証なしは金融商品取引法によって禁止されている
  • 海外仮想通貨FX取引所の多くは追証なしを採用している
  • 追証なしはユーザーにとってのメリット多数!
  • 仮想通貨FX業者はユーザー増加を狙って「追証なし」を採用
  • 追証なしを使う際の注意点にも注目

追証なしはユーザーにとっていいことずくめのため、仮想通貨FXを始めようとしている方は海外仮想通貨取引所を使ってみるのもいいでしょう。

BybitやBinanceなど大手の利用もおすすめです。

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